靴下と眼鏡

眼鏡と同じくらい

いや、それ以上に好きかもしれない

靴下

ここ、たまプラーザにお店を出そう そう思わせてくれた

 

洋服屋 annabelle

 

店主 伊佐さんが掛けてくれている LINDBERGの眼鏡は

会うたびに馴染んでいく感じがする。

「 何か一緒にできたらいいね。」

そういって何年経っただろう。

大切なお店との初めての企画に

少し緊張しています。

 

annabelleの靴下とLocalの眼鏡

 

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靴下 ayame  https://ayame-jp.com

日本のレッグウェアブランド、Ayame’のプロダクトは、そのひとつひとつに個性的な表情と温かみがあります。その独創的な編み地表現、色づかいの華やかさが注目を集めクオリティと共に、世界中で高く評価されています。

 

眼鏡 LINDBERG https://lindberg.com/ja

デンマークのロイヤルワラントを有し、世界中で様々なデザイン賞を受賞するアイウェアブランド、特許技術を持ち、最高のかけ心地を提供します。

*今回のオーダー会では、色、形は勿論、サイズや細やかなパーツの仕様変更、更にイニシャルやお名前を無料にて刻印いたします( RIM , ACETANIUM , NOWをご用意 )

 

 

展示期間:1月24日(金)、25日(土)、26日(日)の3日間限定

場所:annabelle304(アナベル店舗ビルの3F 304号室)
http://f6products.com   (LOCALより徒歩3分程)
期間中、LOCALの店舗は臨時休業しております。
※メガネの仕上がりには1~2か月ほど頂戴いたします。



 

 

 

カテゴリー: news

兆し

285FE80E-3ED0-490D-8747-4243B51369472020年がスタートした。令和になってからはじめての年越しであり、干支でいえばはじまりの「子」であり、オリンピックが東京に帰ってくる年でもある。なんとも縁起のよさそうな1年だ。タイトルの通り、既にいい兆しが見えているようにも思える。

このコラムも3回目の年明けを経験することになった。毎年のことだが、年はじめのコラムはいつも頭を抱えることになる。

それはどうしても「今年1年の抱負」を書くことを暗黙のうちに自分に課してしまうからであり、書き出していくうちに「これは昨年も言っていたことだ」と、1年かけてもなんら進歩のない自分自身が分かって絶望的な気持ちになるからだ。

とは言え、年末には1年の振り返りを行い(大抵は関わった人に感謝を伝え)、年始には「1年の計は元旦にあり」よろしく新年の抱負を掲げるのはごく当たり前の風景でもある。

とかくここ数年は、SNS上などで決意に漲る言葉をよく目の当たりにするようになった。新年の抱負を掲げなければ新しい年を迎えてはいけないのではないかと萎縮するほどに、並ぶ抱負は瑞々しく清々しい。

抱負とはつまり決意表明でもあるわけだから、この時期のSNSは「強い言葉」で彩られることになる。

強い言葉。
僕にとっては、煽られるほどに前向きな言葉も楽観的に過ぎる「優しさ」に満ちた言葉も同じくらい強く感じる。そして、強い言葉はわかりやすく食わせやすい。端的に言えば、強い言葉は「大味」に映る。

その風潮を否定するつもりはさらさらない。前向きな言葉は自らをも鼓舞することもあるし、優しさに満ちた言葉は触れた人をやさしく愛撫することだってある。

ただ、料理と同じように刺激の強い味付けをされたものは少し時間を置いて胃もたれを起こすか、喉が渇いてくる。

それでもまた時間を置いて「欲しくなって」しまう。この繰り返しの先に訪れるのは言わずもがなだ。

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料理の話になったものだから、昨年仕事でご一緒した数名の料理家の方の顔が浮かんだ。

皆さんとても気持ちの良い方たちだった。その気持ちの良さは「外連味(けれんみ)がない」という一言で表現することができる。

料理には順序がある。手間がある。そのすべてに理(ことわり)がある。そして扱うもののほとんどは「自然物」である。

コントロールできないものに向き合い、時間と経験からくる工夫を駆使することで美味しいものにする。それら工程はすべて手元で行い、作られたものは自分もしくは誰かの身体に入り、その人自身を形成する一部になる。

そんな仕事をしているからか、料理家の方の言葉はいつもするすると腹に落ちやすくて気持ちがいい。

1年のはじまりだからと肩に力を入れて言葉を「作り上げる」のもいい。けれど、今手元にある「素材」と向き合い、どう工夫すれば美味しい「結果」になるかをじっくり考えても良いんじゃないかと思う。その過程で出てくる言葉はきっと、胃もたれせずに喉も渇かない、日々を健やかに過ごす自分だけの「レシピ」になるはずだと、料理家さんの言葉は教えてくれる。

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仕事関連で知り合った友人たちと年始恒例の新年会を行った。酒が入り会話が盛り上がってきたところで「今年はどんな1年にしたいですか?」という質問が出た。

僕はこの質問に対する友人たちからの返答が好きだ。それは内容自体が面白いとか心が躍るとかそういう類のものではない。

僕がこの質問をすると決まって彼らは、昨年どんなことをやってきて、どんなことに気付いたかをまず話す。そしてその中で少しだけ光って見える兆しを拾い上げることで今年の展望とする「視線の置き所」が好きなのだ。

そして当たり前だけど、彼らには一昨年もそれ以前の年も、これまでずっと積み上げてきた年月がある。

彼らの話を聞いていると、未来というのは自身が踏みしめて歩いてきた実感の中にしか生まれないということを改めて知ることができる。

その「実感」は僕に安心を与えてくれる。一歩また一歩と、牛歩なれど歩いてきた自身を肯定してくれるような気持ちになるのだ。

今年も彼らの話を聞けたことで、ふっと心拍が下がるのを感じた。そして「今年もなんとかなりそうだな」と思うことができた。

同時に思った。これまで生きてきた30数年を振り返れば大抵のことは「なんとかなって」いるではないかと。色んなことが起こった1年でも、年末の「良いお年を」という一言でどうせ回収できているではないかと(僕だけかもしれないけれど)。

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年末年始の連休の最終日。正午を少し回った時間にコーヒー豆を買いに出かけた。

歩けば頬に当たる風は凛として冷たい。けれど瞼に感じる陽射しの中に春の暖かさを感じる。ここにも着実に積み重ねているひとつの兆しがあった。

今年はどんな兆しを感じる1年になるのだろう。

コーヒー豆を買い、家に帰る道すがら、陽射しを受けた背が汗ばむのを感じながらそんなことを思った。

気が付けば少し足早になっていた。

文/写真:Takapi

タクシーの窓越しで

DCEA1893-D9E4-4243-BD75-12B953545D0A仕事で関わった方から声をかけられ、ほとんど初対面の方たち数名と代官山のクラフトビール屋さんでお酒を飲み交わした。

宴は盛り上がりそのまま二次会に行くことに。少し離れたバーに行こうとタクシーをつかまえ4人で乗り込む。5人乗りのセダンに初対面の僕らは身を寄せるような形で座ることになった。

ほろ酔いの中の「密室」は不思議と気持ちを落ち着かせる。微睡んだような会話を楽しみながら窓の外を通り過ぎていくイルミネーションをぼんやりとした目で追いかけていた。

夜に乗るタクシーが好きだ。なんで好きなんだろうなぁと考えていたら、渋谷のスクランブル交差点で信号につかまりタクシーが停車した。

思い起こせば渋谷のスクランブル交差点を車の中から眺めるのは初めてだ。手の届く場所に大勢の人が行き交っていて、同じようにほろ酔いで談笑する人もいれば、黙々と目的地を目指しひた歩いている様子の人もいる。

近いのに遠い。とても遠い。その場に流れている音も熱もウインドウで遮断されて僕には届かない。ただそれだけで「距離」は作ることができてしまう。でも不思議とその距離が僕に高揚感を抱かせた。

ふだんの自分を覗いているような感覚とでも言えばいいのだろうか。あの交差点を横切っている人の中に「自分」を探すような、そんな感覚なのかもしれない。

「交差点の僕」はどんな顔をして歩いているのだろう。これからデートなのだろうか。気の乗らない接待なのだろうか。近くて遠い人になった途端に軽々しく想像してしまっている自分の凶暴さに気づく。さっき感じた「高揚感」は、自分の中の凶暴さが顔を出したからだった。

数秒後、タクシーは動き出しその景色は後ろに通り過ぎていった。「密室」の会話に戻っていった時には、近くて遠い距離にいた人たちは跡形もなく頭から消え去っていた。 FDBF7963-D968-4215-985B-4F341F140C7E 12月。鍋が美味しくなる季節だ。1年間続けてきた料理家さんとの仕事も今月は「鍋」にすることにした。仕事場(つまり先生のお家)で鍋を作り、撮影や取材が終わったあとメンバー全員で囲むことになった。

「少し早い忘年会ですね」と言いながらこの日ばかりは少しお酒を入れて談笑モードに。ひとつの鍋をみんなが箸でつつく行為がそうさせるのか、普段よりも距離が近づいたように感じた。メンバーも同じ心持ちだったのか、仕事以外の話なんかも出て終始和やかな会になった。

僕はガスバーナーの火を眺めながら、なんだか「焚き火」みたいだなぁと、仕事を放り投げた頭で思っていた。 「焚き火」なんて言葉が浮かんでしまったものだから、小学生の時に行った林間学校のキャンプファイヤーの光景が目の前を過ぎることになる。そしてその数秒後には漫画でしか見たことのないような、原始時代の洞窟の中の家族の風景が浮かんだ。

数万年も前から、人類はこうして火を囲むことで「仲間意識」を養っては生き延びてきたのかもしれない。そんな生き延びるための知見がDNAに書き込まれ、焚き火は今こうして僕らの目の前の鍋に姿を変え、仲間意識を「団欒」にやさしく置き換えて生き延びようとしているのかもしれない。

お酒の入った頭は飛躍に飛躍を重ね、1000年後にはどうなっているのだろう…と思ったところで「もう1杯飲みますか?」と仕事仲間から声をかけられ、意識は握っていたコップに着地した。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA          Processed with VSCO with u3 preset 社会人経験が数年の若手の方や大学生がいる飲み会に参加した(飲んでばっかりだな)。その中で社会人2年目くらいの方から転職するという報告があった。聞けば、今いる会社のビジョンに共感できない、やっていることの意味が見い出せない、といったような理由だった。まわりからは「うんうん、そうだね」「決意できてよかったね」というポジティブな声が行き交っていた。

そのやりとりを眺めていて突然何かが僕を内側から小突いた、と思ったときにはもう口から言葉が出ていた。「どんな決断も否定はしないけど、今の君の決断が『逃げた』という自覚だけはしておいた方が良いよ」と僕は言っていた。

一瞬で場が引いていくのが分かった。ただでさえ、だいぶ年上の自分が参加していることで気を遣わせている上に、説教まがいのこの発言だ。何より僕自身が引いていた。たとえ思ったとしても口にすべき言葉ではない。そんなことくらいわかっているつもりだったのに。

「まずいな」と思い場を繕おうとして言葉を探す。しかしながら出てきた言葉は余計に説教くさく、さらに場を凍らせることになった。 ひと通り話し終えると、今度は言葉がまったく出なくなってしまった。見かねた友人が投げ縄のように別の話題を放り込んでくれたおかげで、その場は和やかさを取り戻すことができた。

その後は楽しい会にはなったものの、僕はお腹のあたりに鈍い痛みのような、重石のようなものが乗っているような違和感を残したまま参加することになった。 飲み会の後半、談笑する頭の傍らでふと、新卒で入社した広告代理店の営業時代の、一番忙しい年末の「挨拶まわり」の映像が浮かんだ。こんな「カレンダー」を渡した程度で来年も仕事がもらえるようなら僕の仕事もなめられたもんだな、と当時のへそ曲がりな頭の中が蘇ってきた。

同時に思い出していた。「来年こそはナンバーワン営業マンになってやる」と、来年の自分に想いを託すようにカレンダーを渡しまわっていた健気で強気で弱い自分を。

そこでようやくわかった。さっきの言葉は「いつかの自分」にかけたものだったのだと。そして本当は続けてこう言いたかったのだと。 「いろんなことがあってアタフタし続けているけれど、それでもなんとか楽しくやってるよ」 DD3CEF9C-1424-4E09-81CA-2A99B86CC803 好むと好まらざるに関わらず僕たちは、ちょっとした目の前の出来事をきっかけにして、自身の過去に立ち戻ったり、知らない誰かに自分を重ねるようなことをしてしまう。そしてつい要らない言葉を口にしてしまったり、凶暴な想像力を働かせてしまったりする。

どんなに会話を重ね信頼を培っても、自身が積み上げてきた経験や今置かれている境遇が、あっという間に相手と距離をつくってしまうことがある。そう、それはタクシーのウインドウのように。

人と人が分かり合うって難しい。

それでも年末になると思うのだ。気の合う仲間と鍋を囲み馬鹿笑いして過ごした忘年会の帰り道に、酔った頭で振り返りながら思うのだ。

僕たちは、分かり合うことはできなくても「分かち合う」ことで乗り越えられるものがあるということを。そしてそんな積み重ねが「いつか」の自分を温め、「これから」の自分を肯定しうるということも。

年末は目の前の時間を分かち合うことができる季節だ。なるべくなら温かい気持ちで触れ合い、別れ際はこんな言葉で締めくくりたい。

今年もありがとう。よいお年を。

文・写真/Takapi

MYKITA 10 days

矯正器具として誕生した眼鏡は

何処まで、何処に行くのだろう。

そんな気持ちにさせてくれる眼鏡

MYKITAのフェアが二年振に開催します。

先日のパリで発表された新作を含め300本

是非皆さんお誘いあわせてお越しください。

12/6(fri)-12/15(sun)

https://mykita.com/en

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